ローソク足の読み 上位上放れ陰線
今回はローソク足の読み方
上位上放れ陰線について書いていきます。
◯状況分析と相場の暗示
上昇相場が長く続いてきたため投資家のロングポジションは大きく積み上がっています。
そんな中に出現した材料をきっかけに相場は朝からギャップアップを見せました。
マーケット参加者にとってそれが大きな材料であれば相場は引き続き大幅高を見せ陽線をつけたはずです。
しかし相場は陰線引けとなってしまいました。
この場合の窓開け上昇は、一部の投資家の飛びつき買いと、売りポジションを持っていた投機筋の大規模な買い戻しによって生じたものと思われます。
出てきた材料は、多くの投資家の買い意欲を煽るものではなかったことから、以前から買っていた投資家の利益確定売りの圧力が増えてくることで相場は反落してしまったと考えられます。
相場の上昇には新たな買い材料が必要ですが、マーケット参加者のポジションは大きく買いに傾いているため売り需要が多いと考えられます。
上昇相場が長く続き材料が出てギャップアップした場合は、一部、もしくは全部を利益確定をしても良いでしょう。
材料が出て上昇し買ってしまった人が多いと考えられます。俗に言う捕まってしまった人が多い状態。上昇すれば彼らの売りが出てくるため上値が重くなる可能性があります。